陶芸家 田中啓一さん

田中啓一

陶芸家 田中啓一さんとは

時が経ち風化し朽ちていくような表情を、土は焼成することにより永久的にその時を留めておくことが出来ます
日常の生活で使われるものということをいつも意識して作品を制作されており
そのものが今までもずっとそこにあったような、時間の蓄積を感じさせます
昔の陶磁器の質感のなかにある魅力も大切にしたいと考えており、白い釉薬の器は15-16世紀頃にヨーロッパで
盛んだったファイアンスの柔らかく滑らかな質感を意識されており
青い釉薬の器は古代エジプトやトルコにおいて使われていた青の質感を現代の器に表現!
使いやすさや料理を盛ったときの見栄え等 田中啓一さんも料理を好んでされており
この器はどのようなシチュエーションに合うか、など考えながら制作されています
土の柔らかさを感じさせる、どこか懐かしくあたたかい、そんな質感をもった器にしたい
作品が日々の生活を少しでも豊かな気持ちにさせることが出来たらとの思いで制作されています
1979年千葉県生まれ
2003年武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 卒業
2009年渡仏、パリにて制作活動を行い、2010年帰国後、千葉にて築窯
第8回 国際陶磁器フェスティバル美濃 入選、クロアチア国際陶磁器展 新人芸術家賞 受賞